第8回 自分で自分がわからなくなる瞬間

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― 生きづらさや葛藤は、優先ニーズの衝突が原因だった ―


なぜ私は、いつもこうなってしまうのだろう

挑戦したいのに、踏み出せない
変わりたいと思うけれど、結局いつものまま
評価されたいのに、目立つのは怖い

自分の中で意見が割れているような感覚に、
悩んだことはありませんか?

「優柔不断だから」
「覚悟が足りないから」

そう思ってしまう気持ちも、よくわかります。
でも、それはあなたの性格の問題ではありません。


生きづらさの正体は「自分の中の対立」

6ヒューマンニーズの視点で見ると、
人は必ず複数の欲求を同時に持っています。

あなたの優先ニーズ1位と2位は、どれでしたか?

まだ診断していない方は、先にこちらからどうぞ。
→ 簡単診断:あなたの優先ニーズはズバリこれ!

生きづらさが生まれやすいのは、
相反するニーズが、どちらも上位にあるときです。

代表的なのが、次の2つの組み合わせです。


① 愛・つながり × 重要感

愛・つながり
→ 受け入れられたい/嫌われたくない/分かち合いたい

重要感
→ 認められたい/特別でいたい/軽く扱われたくない

この2つが同時に強いと、こんな葛藤が生まれます。

  • 本音を言いたいけれど、嫌われたくない
  • 目立ちたいけれど、浮きたくない
  • 評価されたいけれど、距離ができるのは怖い

結果として、
人に合わせすぎて苦しくなるか、
自己主張しすぎて孤独になるか

という揺れが生じます。


② 安定(確実性) × 変化(多様性)

安定(確実性)
→ 予測できる未来/安心/安全

変化(多様性)
→ 刺激/成長/新しい世界

この2つがぶつかると、こんな状態になります。

  • 今のままじゃ嫌だけど、変わるのも怖い
  • 挑戦したいのに、失敗が頭をよぎる
  • 安定を手放したくないけれど、退屈に耐えられない

結果として、
チャレンジしたいのに踏み出せない、
安定しているのに刺激が欲しくなる、
という葛藤が生まれます。


アクセルとブレーキを同時に踏んでいる状態

これは、
アクセルとブレーキを同時に踏んでいる状態です。

だから、
努力しているのに前に進めず、
変化を期待しているのに変わらない。

やがて疲れ、
自己嫌悪や自己肯定感の低下につながっていきます。


葛藤があるのは「ダメ」ではない

大切なことですが、
葛藤があること自体は、悪いことではありません。

もし今の状態に満足しているなら、
それはあなたなりにバランスが取れている状態です。

ただし、
「このままでは苦しい」「変えたい」と感じているなら、
その葛藤は整理した方がいいサインです。

これまでは、
無意識の中に心の設計図があり、
その正体がわからなかっただけ。

でも今は違います。

  • 自分が相反する欲求を持っていること
  • 心の設計図(優先順位)が見えていること

ここまで来れば、
設計図の変更はあなた自身でできるのです。


心の設計図を書き直す

まず、あなたの上位ニーズを
1位から4位まで書き出してみてください。

1位 〇〇  
2位 ××  
3位 □□  
4位 △△  

どこに相反するニーズがありますか?

  • 1位と2位 → 頻繁に葛藤が起きやすい
  • 1位と3位 → ときどき葛藤が起きる
  • 2位と3位/1位と4位 → 葛藤は比較的少ない

現状を打破するためにすることは、ただ一つ

心の設計図を、今この瞬間に書き換えること。

たとえば、1位と2位が衝突しているなら、

  • 2位を4位まで下げる
  • あるいは、大きく変わりたいなら、2位を1位に上げて、1位を4位以下に下げる

実際に順番を入れ替えて、

1位 〇〇  
2位 □□  
3位 △△  
4位 ××  

と書き換えてみてください。

そして、この設計図を
1ヶ月間、よく目にする場所に貼っておく。


新しい設計図に沿って生きる

「また葛藤しているかも」と気づいたら、
その場で心の設計図を確認してください。

そして、
自分で決め直した優先順位に沿って、選択・行動する。

それを繰り返すことで、
行動と心が少しずつ一致していきます。


まとめ

心の設計図は、
あなたの生きづらさを責めるためのものではありません。

相反する欲求が、
あなたの行動にブレーキをかけたり、
選択したあとに後ろ向きな感情を生み出していただけです。

でも今のあなたは、

心の設計図を見える化することで、
自分の生きづらさの正体を知り、
そして、自分自身の選択によって整えていくための手段を持ちました。

これからは、
「なぜ動けないのか」と自分を責める必要はありません。

設計図を見直し、
どの欲求を優先するかを選び直す。
その積み重ねが、
あなたの生き方を少しずつ軽くしていきます。

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なかや たかと

なかや たかと

経歴
2007年杏林大学医学部付属病院看護専門学校卒業
2007年4月〜2011年3月杏林大学医学付属病院(救急、整形外科、緩和ケア)
2011年4月〜2015年3月札幌医科大学附属病院(救急)
2015年4月〜信州大学医学部附属病院(救急)

主な資格
正看護師、救急救命士、危険物取扱者乙4
(財)日本ライフセラピスト財団 認定コーチング、カウンセリング、恋愛アドバイザー、目標設定シニアアドバイザー
県DMAT、特定行為研修(術中麻酔管理パッケージ)

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