― 6ヒューマンニーズがあなたの心を徹底解剖する ―
はじめに
「同じ行動をしているのに、
なぜこの人とあの人は、こんなにも違って見えるのか?」
- 同じ仕事をしている
- 同じ勉強をしている
- 同じボランティアをしている
- 同じ発信をしている
外から見るとまったく同じ行動なのに、
その人の 「雰囲気」「疲れ方」「満足度」「続くかどうか」 が違う。
それはなぜか?
その行動の源というべき
「満たしたい欲求(ニーズ)」が違うからです。
それを、6ヒューマンニーズの視点から説明します。

行動は同じでも、満たしている欲求(ニーズ)は違う
ここで一番大事な前提を置きます。
人は 「欲求(ニーズ)」を満たすために「行動」しています。
行動はあくまで手段であって、
本当に満たしたいのは 「欲求(ニーズ)」 です。
例①:勉強している人(目指せ〇〇大学合格!)
同じ「勉強」という行動でも、中身はまったく違います。
① 確実性
→ 将来の不安を減らしたい
→「〇〇大学へ行ければ安心」
→「これぐらい勉強したら大丈夫」
③ 重要感
→ 認められたい
→「〇〇大学出身ってすごいでしょ」
→「評価されたい」
④ 愛・つながり
→ 仲間はずれは嫌だ
→「□□さんと同じ〇〇大学に進学したい」
→「一緒に勉強していたい」
⑤ 成長
→ 前進したい
→「〇〇大学で〜〜〜について学びたい」
→「探究して世の中を改善したい」
外から見ると全員「勉強している人」ですが、
エネルギー源がまったく違う。
だから、
- 疲れ方が違う
- 続く/続かないが分かれる
- 同じ成果でも満足度が違う
という現象が起きます。
例②:人を助けている人(友人にお金を貸してと言われた時)
これも非常に誤解されやすいポイントです。
④ 愛・つながり
→ 嫌われたくない
→「私にしか頼めないのかな、嬉しい」
→「貸さないと嫌われるかも」
③ 重要感
→ 上に立ちたい
→「簡単に貸したくない」
→「どんな条件で返してもらおうか」「恩を売っておこうかな」
⑥ 貢献
→ 見返りなし
→「困っているなら貸す」
(返ってこなくても仕方ない)
行動は同じ「助ける」でも、
内側の構造はまったく別物。
ここを混同すると、
「同じことをしているはずなのに残る感情が違う」
という現象が起きます。

一見どちらも同じ行動に見えます。
しかし、そこから満たされる 欲求(ニーズ)は人によって違う。
これが人間の難解なところであり、
人間味を醸し出している部分でもあります。
行動の源にどんな欲求(ニーズ)があるか。
それは他人にはわかりません。
そして、もしかしたら
やっている本人ですら気づいていないのかもしれません。
行動を変える前に、理由(欲求・ニーズ)を知れ
多くの人は「行動を変えよう」とします。
でも実際にズレているのは、
行動ではなく 欲求(ニーズ)の扱い方です。
- その行動は、どの欲求(ニーズ)を満たそうとしている?
- それは自分にとって良い満たし方か?
- 代替行動は他にないか?
ここが見えてくると、
欲求(ニーズ)の満たし方が変わり、
行動が変わります。
他人の行動の源がわかるとどうなるか?
例①の「大学受験の勉強をしている人」に
声をかけるとしたら。
① 確実性の人
→「毎日勉強を積み重ねられてるね」
→「それだけやってたら合格間違いなしだね」
④ 愛・つながりの人
→「一緒に勉強頑張ろうね」
→「一緒に〇〇大学行けたら嬉しいね」
③ 重要感の人
→「〇〇大学入れたらすごいね」
→「そんなに勉強できるのさすがだね」
⑤ 成長の人
→ かける言葉は特にない
成長欲求(ニーズ)で生きている人は、
自分で欲求(ニーズ)を満たせており、
誰かの言葉で何かが変わるタイプではありません。
同じ「応援の言葉」でも、
欲求(ニーズ)と合うか合わないかで、
ある人には励みの言葉になり
ある人にはまったく響かない
という違いが生まれます。
6ヒューマンニーズは「人を知るためのレンズ」
ここまで来ると、
自分だけでなく他人の行動も読めるようになります。
- なぜあの人は承認を求め続けるのか
- なぜこの人は変化を嫌うのか
- なぜ衝突が起きるのか
- なぜ噛み合わないのか
すべて、
優先する欲求(ニーズ)の違いで説明できます。
次回予告
次回は、ここまでの理解を一気に深めます。
第6回
あなたの「トップニーズ」はどうやって決まるのか?
― 無意識の優先順位を書き換える視点 ―
ここから
「知識」→「自己理解」→「選択の自由」
へ進みます。
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