コーチングの基本は「ラポール」です。
ラポールとは、フランス語で「橋を架ける」という意味があり、調和した関係、心が通じ合い、互いに信頼しあい、相手を受け入れていることなどの意味合いを持ち、コーチとクライエントの間に、橋が架かるような信頼関係ことです。
最近の流行りの言い方でいうと、心理的安全性が高い関係というように表現しても良いと思います。
ラポールは、コーチングの基本中の基本で、コーチングの基盤です!
ラポールがない関係性では、コーチングはできません。成り立ちません。
今後、コーチングで使用するテクニックなども述べていきますが、ラポールのない関係で使用する場合は、コーチングとは呼べません。何よりそんな状況でやっても無駄です。効果がありません。
コーチングしているつもりの『裸の王様コーチ』です。
一番恥ずかしい状態です。私は、『裸の王様コーチ』になったこともありますし、なっている方もたくさん見てきています。
なので、繰り返しお伝えさせてください!
ラポール形成は、コーチングの一丁目一番地なのです!
かなり古い言い方ですが(笑)
もし今これを読んでいる人でコーチングしているのにあまりうまくいかない。効果が出てこない。そう思っている方がいれば、クライアントとのラポールがどれぐらい築けているかを再評価する必要があるでしょう。
コーチングがうまくいかない場合、多くの理由がラポール形成がうまくいってない状態と言わざるを得ません。ラポールという基盤が築けていないところに、一生懸命にコーチングしても、効果がでずに、実際にはクライアントも困惑し、コーチも疲弊します。
まずは、家を建てるなら、基礎工事から取り掛かるのと同じように、しっかりしたラポールを形成しましょう!
次回では、ラポールをどのように築いていくのかについて述べていこうと思います。
ここからは余談ですが、、、
あなたは信用と信頼の違いわかりますか?
信用とは、過去の実績や成果など説明可能、実証可能なもので、相手を信じることです。銀行での取引などが、その最たる例でしょう。どんなに人格的に優れている人でも、実績がない人に銀行はお金を貸してはくれません。信用とはそういうものです。
一方、信頼とは無条件の信用、人柄や人格、過去ではなく未来に向けての行動や感情について、相手を信じること。信用を得るには時間と実績が必要ですが、信頼は相手への期待なども含まれるため、必ずしも時間と実績が必要ではありません。
コーチはクライアントから信頼を得る必要性があります。信用に足る実績があっても、その実績に胡座をかいていては信頼は勝ち得ません。また、コーチもクライアントのことを信頼しないとラポール形成が成り立ちません。信用ではなく、信頼です!
このコーチの『クライアントを信頼する』ってこのワードめちゃくちゃ大事ですからまたどこかで述べたいと思います。
お互いの信頼があってこそ、ラポールが形成されると、僕は考えています。
では、また次回!