ー人生は「何が起きたか」ではなく「どう感じているか」で決まるー
「人生の質を上げたい」
「もっと幸せに生きたい」
こうした言葉は、よく聞きます。
では、
人生の質とは何でしょうか。
- 年収でしょうか
- 肩書きでしょうか
- 住んでいる場所でしょうか
結論から言います。

人生の質とは、
日常(毎日)感じられている感情の質
その積み重ねで決まります。
人生の質=感情の質
人生は、
特別な出来事の連続ではありません。
ほとんどは、
「いつもの一日」 の積み重ねです。
その一日の中で、
- 安心している時間が多いか
- 満たされている感覚があるか
- 納得感を持って一日を終えているか
- それとも、イライラや不満、諦めが多いか
この 感情の質 が、
その人の人生の質をつくっています。
条件がどれだけ整っていても、
日常が不安や不満で満ちていれば、
人生の質は高いとは言えません。
逆に、
派手な成功がなくても、
日常の感情が穏やかで、
納得できていれば、
人生の質は高いと言えます。
コーチングでは、
この 「感情の質」 を
最重要指標として扱います。
人生は3つの柱でできている
では、その感情の質は、
どんな柱によって左右されているのでしょうか。

アンソニー・ロビンズは、
人生は次の 3つの柱 で構成されている
と述べています。
人生の3本柱と割合
- 仕事:40%
- リレーションシップ(人間関係):40%
- 使命・貢献・自己超越:20%
ここで重要なのは、
人生の8割を
「仕事」と「リレーションシップ」が占めている
という点です。

① 仕事(40%)
仕事は、人生の中で
時間的にも、感情的にも
非常に大きな割合を占めます。
- 起きている時間の多く
- エネルギーと思考の多く
- 感情が大きく動く場面の多く
それが仕事です。
仕事を、
- 我慢するもの
- 生活のために仕方なくやるもの
として扱い続けると、
人生の40%が
慢性的なストレス源になります。
最近は、
「プライベート重視」という価値観も
広がっています。
それ自体は健全です。
ただし現実として、
仕事が人生の40%を占めている以上、
仕事を切り捨てたまま
人生全体を整えることはできません。
② リレーションシップ(40%)
リレーションシップとは、
- 夫婦・パートナー
- 家族・親子
- 友人・身近な人との関係
といった、
自分にとって重要な人とのつながり
を指します。
仕事と同じく、
このリレーションシップも
人生の40%を占めています。
仕事は真面目にやっている。
社会的には問題なく振る舞っている。
一方で、
- 夫婦関係が冷えている
- 家庭内別居状態
- 会話が事務連絡だけになっている
こうした状態が続くと、
安心感・自己肯定感・感情の安定が
大きく損なわれます。
人生がしんどい原因は、
仕事ではなく、人間関係にある
というケースは、実はとても多いのです。
③ 使命・貢献・自己超越(20%)
最後の20%は、
- 誰かの役に立っている感覚
- 社会に貢献している実感
- 自分を超えていく感覚
いわば、
「この人生に意味を感じられているか」
という領域です。
この20%は、
残りの80%
(仕事・リレーションシップ)が
ある程度整って、
はじめて自然に立ち上がってきます。
ここだけを先に追い求めると、
空回りしやすくなります。
バランスが崩れると、感情の質も崩れる
人生の質が下がっている人の多くは、
- 仕事に偏りすぎている
- リレーションシップを軽視している
- 使命だけを追って、地に足がついていない
など、
この3つのバランスが崩れています。
人生を整えるとは、
- 環境を変えることでも
- 自分を無理に変えることでもありません
感情の質を生む「構造」を整えること
なのです。
次回へ
人生の質は、
感情の質で決まる。
では、その感情を一番削っているものは何か。
多くの人にとって、
それは 仕事 です。
人生の40%を占める仕事を、
「我慢」で使い続けたまま、
人生の質が上がることはありません。
次回は、
仕事を人生の敵にしない方法 を扱います。
👉 第2回:仕事との向き合い方
― 人生の40%を「こなすだけ」で使わないという選択 ―
📖 連載記事一覧
- 第1回|人生の質とは何か
人生は「何が起きたか」ではなく「どう感じているか」で決まる - 第2回|仕事との向き合い方
人生の40%を「こなすだけ」で使わないという選択 - 第3回|お金の正体と付き合い方
金額では満たされない理由を、構造で解き明かす - 第4回|リレーションシップとは何か
人間関係が人生に与える影響を、低く見積もっていないか - 第5回|男性脳・女性脳とエネルギー
分かり合えない男女の宿命 - 第6回|倦怠期という成熟のサイン
関係が壊れる前に知っておくべきこと
必要なところから、
気になった回から、
読んでみてください。
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