ラポール形成(効果的に築くには)

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前回の復習
 コーチングの基本は「ラポール」です。ラポール形成の第一段階では、とにかくコミュニケーションの量を増やすこと、つまり「雑談でいいから、たくさん話そう」ということをお伝えしました。
 また、コミュニケーションは言葉の内容だけでなく、表情や視線などのボディランゲージ、声の大きさやトーンといった非言語的要素も大きく影響している、という話もしました。

第二段階:コミュニケーションの質を上げる

今回は、ラポール形成の第二段階、「コミュニケーションの質を上げる」についてお話しします。

第一段階では、質より量。雑談でいいから、とにかく話すことが大切でした。

そして、ある程度コミュニケーションの量が積み重なってきた段階で、徐々に質を高めていきます。

ここで大切なのは、最初から質の高い会話をしようとしないことです。

ラポールができていない段階で、いきなり踏み込んだ話をすると、相手の警戒心が勝ってしまい、かえって関係性が築きにくくなることがあります。

ただし、すでに信頼関係がある相手であれば、最初から質の高い会話に入っても問題ない場合もあります。あくまで、関係性の段階に応じてです。

「会話の質を上げる」とは何か?

「コミュニケーションの質を上げるって、どういうこと?」

そう思う方もいるかもしれません。

前回お話ししたように、コミュニケーションには言語・非言語の両方があります。

ただ、すべてを扱うと話が広がりすぎてしまうため、今回は「会話の質を上げる」という点に絞ってお話しします。

ラポール形成に必要な会話は「共通点探し」

ラポール形成の段階で、特に効果的なのが「共通点探し」です。

人は、自分と異なる存在には警戒心を抱き、自分と似ている存在には共感を抱きやすいものです。

例えば、

  • 会ったことはなくても、有名人が「同じ町の出身」だと知るだけで、なぜか親近感が湧いたり
  • 初対面の人が、自分の推しのキャラクターのグッズを使っていたら、それだけで「この人、合うかも」と感じたり

こんな経験、ありませんか?

共通点は「レア」で「細かい」ほど強い

共通点は、レアであればあるほど、細部に至れば至るほど、好感度や親密度が高まります。

「同じ学校出身」  よりも 「同じ学校出身で、同じ先生の授業を受けていた」

「同じアニメが好き」  よりも 「同じアニメの中でも、サブキャラの◯◯が好きで、そのマイペースな性格がたまらない」

このように、共通点を深掘りしていくことで、ラポールは一気に形成されていきます。

共通点探しは「使い方注意」

プロのコーチや接客業が得意な人は、この「共通点探し」を非常にうまく使います。 (※悪用注意です)

例えば、

:「◯◯が好きなんですよね」
接客の得意な人:「え! 私も◯◯好きなんです! どんなところが好きですか?」
:「□□□がどっちに転ぶかわからないハラハラ感がたまらなくて」
接客の得意な人:「わかります、それ!」

このように、会話に便乗して共通点があるように見せる技術です。

ただし、本当に詳しくない話題の場合は、あまり深追いしないことが大切です。

話が細部に入ってきたら、「他にも好きなものってありますか?」と話題を切り替えるのも、一つの方法です。

知らないことは、正直に聞く

もし本当に知らない話題が出てきたら、無理に合わせる必要はありません。

「それ、知りませんでした。面白そうなので、もっと教えてください!」

と、素直に教えを請うことも、親密度を高めるきっかけになります。

さらに、次に会う可能性がある相手であれば、教えてもらったことを自分でも調べておき、次回その話題で会話が深まれば、ラポールは一気に強くなります。

会話の質を上げるとは
ラポール形成において、会話の質を上げるとは、
「共通点を見つけ、それを丁寧に深掘りしていくこと」
これが、非常に効果的だと僕は考えています。

次回は、こうして時間と手間をかけて築いたラポールの先に、何が得られるのか。なぜ、コーチングが必要なのか。

その核心部分に触れていきたいと思います。

なかや たかと

なかや たかと

経歴
2007年杏林大学医学部付属病院看護専門学校卒業
2007年4月〜2011年3月杏林大学医学付属病院(救急、整形外科、緩和ケア)
2011年4月〜2015年3月札幌医科大学附属病院(救急)
2015年4月〜信州大学医学部附属病院(救急)

主な資格
正看護師、救急救命士、危険物取扱者乙4
(財)日本ライフセラピスト財団 認定コーチング、カウンセリング、恋愛アドバイザー、目標設定シニアアドバイザー
県DMAT、特定行為研修(術中麻酔管理パッケージ)

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