どんなテキストや本を読んでも、まず最初は必ず『コーチングとは』という、定義づけから始まります。コーチングとはなんぞや!?ということが、うまく表現できないと、その後のコーチングを学び進めていくのに障害(勘違い)が生じるからだと思います。
ですが、実際にはこの定義づけが一番難しいのではないかと、僕は思います。(笑)
まず語源は、某有名メーカーにも使用されている「コーチ(coach)」からきています。その意味は、「目的地に連れて行く手段である馬車」とされており、次第にスポーツのコーチ、インストラクター、トレーナーなどに使われてきたと言われています。
正しい歴史など詳しく知りたい方は、 Wikipediaの方へ!
では、コーチングというのはなんぞや!?というところを説明したいのですが、
僕自身まだ、「コーチングとは〇〇〜〜〜〜〜〜〇〇である。」と明確に述べることができません。
私が学んできている中では、実際にコーチングの説明を聞いていると使う人によって「コーチングとは」の定義が微妙に違います。コーチングを技術論(テクニック)としていたり、方法論(メソッド)としていたり、それ本当にコーチングなのか?って思うことですら、コーチングとして扱われていることも多々あります。だからこそ、混乱しやすくなっています。
そのため、ここでは僕が考える「コーチングとは」を定義しておきますが、とてもスケールが大きな概念としているため、細部については今後詳しく述べていきたいと思います。
コーチングとは、クライアント(コーチングを受ける側)が目的地(目標など)へ到達するのを支援するために、コーチ(コーチングをする側)が行う意図的な技術的・精神的サポートのことをいう。
「え?だから?」って言いたくなりますよね。僕が言われる側なら言ってしまう。(笑)
要するに、コーチがクライアントの目標を達成するために行う、一連の支援を総称してコーチングと呼んでおり、技術や知識を教えるティーチングとはまた少し支援の仕方が違う。ただ、人材育成という観点からは、ティーチングもコーチングも両方が必要であり、何でもかんでもコーチングだけが良いということでもない。
ここからは余談ですが・・・
僕は、コーチングを受ける人をクライアントというのが、とても違和感を強く感じてしまいます。クライアントというと、営業などの依頼主という意味合いもあるので、顧客のようなイメージになってしまいます。
実際にコーチングの場面では、コーチ=クライアントであり、お互いに対等な立場であるということが大切です。コーチングを受ける側が下で、コーチの方が上ということは絶対に、僕の中ではありません。だからこそ、クライアントというイメージが僕の中では、とても違和感が強いのだと思います。
僕がイメージしているコーチとクライアントの関係は、ブラインドマラソンの伴走者のようにともに走る存在であったり、気心知れた仲の友人であったり、師弟関係でいうと優しい兄貴?優しい上司?「俺について来い!俺の言った通りにやってれば良いんだ!」というようなゴリゴリ系ではない、気軽に相談できる兄貴(上司)のイメージです。
次回コーチングの基本について述べていきます!